ブックタイトル空研工業株式会社 床吹出空調

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概要

空研工業株式会社 床吹出空調

SKFAir-conditioning ManagementQ&A皆様からよくあるご質問です。床吹出空調の床吹出口、導入の際のご参考にしてください。Q床吹出空調方式でも各種ありますが特徴があるのですか?Q床吹出口の種類と設置個数の決定方法を教えて下さい。Aあります。与条件や建物条件などから最適なものを選択します。1加圧式:二重床下チャンバーを加圧し、室内との差圧で床吹出口から吹出します。A床吹出口の設置個数の設定には、基本仕様に対して用途上から設置されているシャッター類などによる吹出空気量の確認と、二重床からの漏気量を考慮します。床吹出口の種類、内部通路エリアは什器備品などの障害物がなく空調状態を確実に確保できる可能性が高いので、製造業者の標準的製品を使用します。ワークエリアはパーソナル用吹出口の標準的製品に用途に合わせた追加装着をすることが多いです。2ファン式:吹出口と二重床下チャンバーの一部圧損とを装着ファンで受け持つ。3ターミナルファン式:吹出口と二重床下チャンバーの一部圧損、さらにターミナルファンと吹出口間の接続ダクトなどの圧損を受持つターミナルファンを二重床下チャンバーなどに設置する。4ダクト式:二重床下のチャンバーを密閉化できなかったり、二重床空間が非常に大きい場合などに空調機から床吹出口までをダクトで接続する。5床・天井併用方式:既設の天井方式に追加熱負荷分を床吹出空調方式で処理する場合。QAペリメータエリアの空調方式は何故重要なのですか?インテリアエリアが居住域空調状態など安定した空調状態にあるのに対して、ペリメータエリアではガラスなどで構成された外壁からの大きな熱負荷を処理するのに多量の空調空気を必要とする傾向にあります。この多量の空調空気を吹出すことからインテリアエリアの安定した空調状態が乱される傾向があります。ペリメータの熱処理を通風ウインドなど最小限の必要空気量として室内側気流状態に極力影響を与えない方法で処理することが望まれます。Q床吹出口設定個数の計算に還気量は関係あるのですか?A床吹出口の必要設置個数は必要な吹出空気量から決まりますので、還気量とは関係がありません。Qパーソナル用シャッターと差圧調整用シャッターとの違いは何ですか?Qペリメータに設置する床吹出口はどのような機能が必要ですか?A1パーソナル用シャッターは居住者の温冷感の調整用に居住者が制御するものです。また、パーソナル用シャッターには吹出気流の一部を遮断するものと、向けるものとがあります。A1ペリメータに設置する吹出口は熱負荷が変動しますので、吹出空気量にかかわらず常に吹出気流の到達高さが安定していることが求められています。2差圧調整用シャッターは二重床内に生じる差圧分布を竣工時に状況を確認して施工者が調整するものです。2居住域用床吹出口を並べて使用する事が基本となります。3ライン型吹出口の場合は、気流到達高さに注意してご使用下さい。QA一般的なオフィスでの通路やワークエリアなどに設置する床吹出口の仕様を教えて下さい。1大きな設置比率となる通路などには循環空気量を設定した吹出気流特性を有する標準的な床吹出口とすることが基本です。2ワークエリアでも設置条件を満たせば標準的な床吹出口で良いのですが、さらなる快適性とパーソナル性を目指す場合にはパーソナル用を選択します。3「床」による確認も必要です。「カーペットとの収まり」や「カーペットと二重床とが乱貼りか1対1式か」、「二重床との収まり」、「二重床の材質や耐荷重性能」、さらに「視覚的、色、素材」など意匠設計者との協議も必要です。QA市販の自動風量制御型床吹出口にも特徴があるのですか?1市販の床吹出口は製造会社により特徴があります。標準的なものは比較的同じような特性を有していることが多いのですが、自動制御型やパーソナル用などはその開発主旨が異なっていますので特性が異なります。2床吹出口選定で注意すべきことは、自動的或いはパーソナル的に吹出風量や風向が制御されても、吹出空気の到達高さが確保されていることを確認することが必要です。到達高さが低くなると空調域高さが低くなってしまいます。32 KUKEN KOGYO. CO., LTD.